さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

ちょっとした嬉しいこと

病院に入院して1週間が過ぎました。

ステロイドパルス治療ですから、感染症要注意!!ってことで思うように病棟の外に出られません。

この病院に何度か(かれこれ6回目か・・はぁ)入院していますが、こんなに動けないのははじめて。

病院内のアチコチどころかどっこもウロウロできないストレス・・・ウギャー!!!!と叫びたくなる衝動です。

 

そんな入院生活にも、ちょっとした嬉しいことも起こります。

 

「歯科口腔外科の受診の時間ですよ。」と看護師さんに言われ、「やった~。病棟を出られる。行ってきまーす!!!」と嬉々として外来棟へ向かいました。

腎臓内科病棟を出ていつも使っている階段を行こうとしたところ、その奥に、人が通っているのを見たことがない暗い廊下を発見したのです。立入禁止って書いてないし、相当ドキドキしましたが意を決してその廊下に入ってみました。30mも行けば突き当り、直角に曲がった階段が数段あり、それを上ると扉が。ギ~と重い音をたてながら恐る恐る開けてみると、なんと、歯科口腔外科の隣に到着。まるで魔法にかかったかのように「え?到着?」と思いながら、その重い扉を振り返ると「関係者以外立入禁止」の文字が。

意図した偶然ではありますが、思いがけない近道を見つけて(ただし一方通行。扉に立入禁止と書いてあったので病棟へ戻る際は通りませんでした。当たり前か。)プチ冒険気分。知らない場所で知らない道を見つけるなんて、ラッキーな気分でした。

歯科口腔外科は私は歯のお掃除メインでした。ステロイド治療には歯科口腔外科受診も必須です。

隣のぼくちゃんは泣きながら「がぁんばぁるよぅ」って治療していて、隣のおじい様はかかりつけ歯科医の名前が思い出せず悪戦苦闘していて。みんなかわいいなとしみじみ思います。(顔は見えてませんが。)

 

そして、もっと嬉しいことが。

わかったことがあったのです。

届いていた感触。

久々の再会。

なつかしい記憶。

 

がんばれそうです。