さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

<入院19日目>ステロイドパルス治療3クール目内服①

お薬のこと。

 

処方薬だろうが内服薬だろうが、薬は主に肝臓か腎臓かで分解され吸収されるそうです。

IgA腎症を持つ私は、腎臓で分解するタイプの薬を飲んではいけないそうです。

先生に言われたのは、「ロキソニン」です。

鎮痛剤ロキソニンは腎臓で分解するタイプのため、腎機能が低下している私が飲むと、ロキソニン成分がいつまでいつまでも正常に排出されずに体内に留まり続けます。腎臓に過剰な負担がかかるのはもちろん、体内にロキソニン成分が滞留し続けることによってロキソニン依存のような状態になることもあるそうです。

かなり要注意だそうです。

退院後は、腎臓で分解するタイプの薬についても少し調べなければなりませんな。

 

もうひとつ。

ガンにステロイドは効かない、逆に悪化させると主治医から聞きました。が、主治医から訂正が。ありがとう、先生。

血液のガンである「白血病」には効くそうです。白血病は、ステロイドが対象とする免疫細胞自体がおかしくなり発症するものなので、ステロイドで免疫細胞をアタックできるそうです。

40年前は小児骨髄性白血病の生存率0%だったそうです。今は50%に急上昇。

リンパ性白血病は90%の生存率。(10%は白血病そのものよりも感染症由来で重症化することのが多いそうです。)

研究と医学と環境(無菌室とか)の進歩だそうです。

小児疾患の生存率が上がるのは、本当に喜ばしいこと。

 

先生といろんなことを話できるって幸せ。いや、自分が知らないことをその道の最先端のプロからかみ砕いて分かりやすく説明してもらえる幸せ。至極ぜいたくな時間です。

 

ありがたや。