さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

腎排泄型の薬

薬には、「腎排泄型」と「肝代謝型」のタイプがあるそうです。

退院するときに、薬剤師さんから「鎮痛剤のロキソニンは腎臓に負担がかかるから服用しない方がいい。」と言われました。その時に、薬には「腎排泄型」と「肝代謝型」のパターンがあることを知りました。

腎臓病の人は、腎臓に負担がかかる腎排泄型の薬は飲まないようにした方が、もちろんいいのです。

薬局に行って腎排泄型の薬を見分けられるようになりたいなと、私が持っている数少ない薬関係の本とネット情報、人に聞くなどして調べましたが、難しい。

そりゃそうだ。

薬剤師さんは「水溶性の薬は腎排泄型が多い」と言っていましたが、どの薬が水溶性なのかなんてわかりません。

最終的に、腎臓病の人は(肝臓病の人も)市販薬を購入する時には「絶対!薬剤師さんに相談すること」という結論になりました。

 

気になって家にある薬箱を開けてみたら、まぁ出てくるわ出てくるわ、期限切れの薬たち。ひどいものは2009年が使用期限だったり、錠剤にカビ?みたいな得体の知れない色付けがされていたり。

思いがけず、薬箱の大掃除が出来ちゃいました。

富山の薬売りみたいな訪問販売系の薬やさんが定期的に薬を更新してくれることの意義を初めて知りました。

で、家にあった市販薬。

やはり、腎排泄型なのかどうかは、全くわかりません。

薬の説明書には「服用前に医師や歯科医師、薬剤師などに相談する病気」が書かれています。だいたいの薬に「心臓病、腎臓病、肝臓病」は書いてあります。腎臓病も肝臓病も書いてあると、もう、腎排泄型なのか肝代謝型なのか・・・そりゃ分からない。

ただひとつ。パンシロンAZ だけは、肝臓病が記載されていなかったので、「もしかして腎排泄型なのかな?」と思ってみましたが、どうなのかしら?

 

とにかく、腎臓病の人も肝臓病の人も、市販薬を購入する時には薬剤師に相談しましょう!

あと、薬剤師さんに言われたのが、整形外科とか皮膚科とか歯科とか眼科とか、腎臓と関係なさそうな診療科にかかる時こそ、医師に「IgA腎症です」と伝えることが大切だそうです。

血液検査などをしない場合、腎臓病と分からないので、自分でしっかり伝えないと医師には伝わりません。

腎臓病と分かっていれば、腎排泄型を避けて処方しれくれますが、知らなければ・・・。

伝えないリスク、怖いです。

 

因みに、ステロイド服用中の今は、基本的に市販薬は服用できません。

頭が痛くなっても、風邪のひきはじめでも、市販薬はダメ。

基本、受診です。

 

薬のことは難しい。けど、薬は、もはや私の体にはなくてはならないもの。でも、危険性をいっぱい孕んでいる。

だから、専門家の薬剤師さんにジャンジャン聞いて教えてもらうのが一番です。

プロフェッショナルって素晴らしい!!