さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

妊娠と出産のこと おまけ

もうひとつ。

私見です。

扁摘ステロイドパルス治療をもっともっと若いうちにやれたらよかったなと思っています。それこそ10代とか20代の頃に。

私が10代20代の頃は、「扁桃腺と腎臓病に関係があると分かってきた。」とか「扁桃腺を取る治療が出てきた。」程度の時代でした。当時、先生から情報として聞いていましたが、治療不要(予後は悪くないと言われていたから余計に)と言われていたこともあって、全くもって聞き流していました。勧められもしなかったし。

IgA腎症の友人は10年前くらいに扁摘ステロイドパルス治療を受けました。その時の医師からは「まだ治療実績数が少なくて、効くか効かないか、どうなるか分からないけど。」と説明されたそうです。

でも、今や、IgA腎症には扁摘ステロイドパルス治療が標準治療とも言われています。効果が確定できるまでの治療実績数が足りないと言われてもいますが。

それでも、予後を考えれば、早めの治療が奏功すると私は思います。

だから、可能なら、体の状況やいろいろな周辺事情が許すなら、出来るだけ早いうちに治療ができたらいいなと思います。

妊娠出産も治療してからのがより安全かもと思います。

 

医療に関する研究が人の命だけでなく生活に大きく影響するということを身をもって経験できるのは感慨深くもあります。