さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

個人的なことですが

IgA腎症を本当に受け止められるようになったのは、多分、つい最近です。

先生から「10年後に透析している確率は60%」と数年前に言われたことが全てのきっかけです。

その一言から、私の生活というか人生というか時間は限りがあるものなんだと思えたのです。これからの人生のながーいカウントダウンを意識し始めた感覚です。

だから、ウダウダしている自分のままでは時間がもったいない!と、その時にウダウダしながらしていた仕事を辞めました。もちろん辞めた理由はこれ1つじゃないですけど。

出来る限り自分がよしと思える時を過ごそうと意識しながら仕事して生活しています。自分がよしと思わないことを無理してするのはやめようとしています。

これもIgA腎症になって有限感を肌で感じることができて、でも仕事も生活も割と普通にできて、だからこそ思えるようになったし出来るようになったと思います。

今の私はラッキータイムを過ごしているような気もしています。

もちろん。うまくいかないこと、お腹痛くなるほど考えちゃうこと、絶対叶わないこと、などなどたくさんありますが、それはそれで。

私たちIgA腎症患者は年を経れば腎機能は低下しますが、それはそれで。

今の時間も腎臓も思う存分大事にしまくりましょうね!!

日本に3万人いますしね、IgA腎症の人。そう思うとちょっと心強くなります。