さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

IgA腎症と医療費控除(さばみの場合)

確定申告の時期ですね。

私は給与所得もありますがフリーランスでも働いているので、確定申告は必須です。確定申告書を自分で作成することで正確な収入を把握しています。というか、今の時期しか収入額が分からず1年間の自分の働きがいくらになったのかつまびらかになるので、ドキドキしながらも自力で確定申告をすることをある種楽しみにしています。

1月1日から12月31日までコツコツ保管してきた領収証・レシート類をやっと整理できるのも気持ちのよいことです。フリーランスは経費計上をいかに行うかが命です。領収証・レシートがないと何も始まりません。

その点、Amazonはいつでも領収証を印刷できて便利です。が、Amazonで購入したものには領収証はついてきませんが、マーケットプレイスで購入したものは領収書がついてくることがままあります。1年間まとめてAmazon領収証を印刷する時には重複しないように気をつけないといけません。

今回の確定申告分は1年間まとめてAmazon+手元にないマーケットプレイス領収証を印刷しました。古い書籍や専門書をマーケットプレイスで購入する機会が多いのでマーケットプレイス分の手元にすでにある領収証をはずしながらの印刷はかなり面倒でした。今年からは仕事関連でAmazonで購入したものは届いたらすぐに領収証を印刷するようにしています。コツコツやっていく方が結果効率的かなと思っています。来年の確定申告時にどの程度楽になっているか、楽しみです。

 

さて、IgA腎症患者で、特定疾病医療費助成を受けていて、入院を2回して、定期通院服薬を欠かせず、食事制限もしている、さばみの医療費控除はどうなったのでしょうか。

 

医療費控除は、1年間に支払った医療費等が10万円以上、または所得の5%以上だった場合に受けられます。所得200万円以下の人なら10万円以下でも5%以上の医療費を支払っていれば対象になります。

ただし、保険金等で戻ってきた金額は支払った医療費から引いて計算します。

医療費控除で言う医療費は思っているより広いです。病院に支払った治療代はもちろんですが、入院時の個室代、通院の交通費(自家用車の燃料費は除く)、治療に必要で購入した市販薬、保険が効かない歯の治療などが含まれます。(ほんの一部だけ書きました。)

ちなみに家族全員分の支払った医療費を合算して計算できます。

 

さばみは平成29年に2度入院しています。4月に扁桃摘出入院で8日間。8月にステロイドパルス治療で21日間。どちらの治療も、IgA腎症を原因とする特定疾病医療費助成で上限2万円までしかかかりませんでした。

ステロイドパルス治療入院中に、ステロイドパルス治療をすると歯が弱りかつ抜歯をすると顎がくさるので歯科口腔外科受診は必須で虫歯と要抜歯のチェックをしたのですが、心配なし。せっかくだからと歯の掃除をしてもらったのですが、それは特定疾病医療費助成対象から外されてました。なぜだ?まいいけど。

そんなのはありましたが、入院を2回しても支払った医療費額は数万円程度。個室も使わなかったので個室代もなし。

通院や入院をするのはすべて自家用車で交通費もなし。

通院はもちろんありますが、どんなにかかっても特定疾病医療費助成対象内ですので、上限額以上はかかりません。薬をたくさん飲んでもです。

扁桃摘出入院時は手術があり必要な衛生材料の購入もありました。

いろいろ合わせても支払った医療費は10万円を少し超える程度でした。

2回入院し扁桃摘出手術もあり、手術特約付きの入院保険からまあまあな額の保険金支払いを受けました。もらった保険金額は支払った医療費額(10万円少し超える額)から引きます。そんな殺生な・・・。まるで医療費がかかってないみたいになるじゃないか。

ちなみに家族はほとんど医者にかからない人たちなので、家族分を合わせてもこんなものです。

結果、医療費控除を受けられませんでした。とっても残念です。

こんなことになるなら2回の入院を個室にしときゃよかったと思ってしまいました。平成28年の腎生検入院in個室の時は医療費控除を受けられたのですから。

いやいや、医療費控除を受けたいがために個室代を支払うって本末転倒・・・笑。(私の入院した大学病院の個室代は安くて12,000円/1日ですから。)

そして、大部屋だった2回の入院とも、四六時中他人と一緒という恐怖を乗り越えての大部屋だったからこそ、新しい出会いがあったし、個室ではありえなかった発見や感情もあったし、よかったのですよ。

 

調べても調べても医療費控除にはならないと結論に至ったものがひとつあります。

腎臓病食です。ま、食事ですよ。ご飯ですよ。でもね、医師からの指示で食べてるわけです。紛れもなく治療なんですよ。食事だけど。治療だから値段が高くても仕方ないなと食べてるんですけど、食事の時間に。でも、治療なんですよ。

と、ずっと思ってますが、医療費控除は適用外でした。しょうがないです。

平成29年分確定申告からセルフメディケーション控除が導入されています。医療費控除と一緒には出来ませんが、薬局で購入する市販薬が控除対象になったものです。そんな変化がありますから、いつか治療食控除なんてできないかなと期待してます。ま、とは言え、食事ですけどね。

 

ずっとIgA腎症ですしフリーランスですから、領収証とレシートは全て保管しています。

医療費に関しては、いつ高額な医療費がかかる事態が自分に起きるか家族に起きるか予想できないところもあります。いつ、自分と家族が医療費控除の対象になってもおかしくありません。領収証とレシートは何でもかんでもとっておいた方が安心です。

保管しやすくすっきり整理できるA4のジャバラファイルを使うのお勧めです。

Amazonソフトバンクの領収証をA4用紙に印刷するので、A4サイズが最も使いやすい。そして他のファイル類と一緒に収納できてグッドです。

私はこれの緑色を使ってます。自分なりに気持ちよい文房具を使ってます 

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 来年の確定申告が楽しみなるように、ちょっとした工夫を散りばめてます。 

今年は入院はないしステロイド治療は終わるし、来年の医療費控除は無いだろうな・・・。いやいや、それが一番いいことなのよ。