さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

厚生労働相 難病患者15万人 医療費助成の対象外に

今朝のNHKニュースでやっていました。

「あなた軽症者ね」とお国に言われてしまった人は、難病医療費助成の対象外となってしまいます。

その救済策的な施策として、1か月の医療費が33,000円を超えた月が3月以上ある場合は「軽症高額該当」となり助成が受けられます。

その結果のニュースです。
www3.nhk.or.jp

 

一番の懸念は、加藤厚生労働大臣が語ったこの言葉「経過措置の対象となったおよそ72万7000人のうち、8割に当たるおよそ57万7000人の患者は引き続き認定されたが、残り2割の患者は不認定か申請なしだった」の中の<申請なし>の人。

 

自分でやってみてわかりましたが、この難病医療費助成申請の手続きは、かなり大変です。書類の記入も大変ですが、それ以上にそろえなくてはいけない書類が多すぎなのです。加入している医療保険の種類によっても書類が違いますし。

私が住んでいる県からは、マイナンバー提供後は住民票や市町村民税の課税証明等の提出が省略できる旨を案内していましたが、①支給認定に必要な項目が情報連携により得ることができないこと②照会結果の確認に期間を要し支給認定の遅延が想定されることという理由で、マイナンバーを提出したのに、今まで同じように住民票やら課税証明やらも結局提出してくれと言われました。

何のためのマイナンバー?結局マイナンバーが導入されたけど、私たちが便利になることはこの先もなさそうな予感。

医療費助成を申請するのにいろんな書類をそろえて、書類を書いて、難病患者が役所に行って申請するんです。私のところは住んでいる市町の役所で申請できるのは1日だけ。その1日を逃すと、車で30分かけて行くような保健センターに持っていきます。

こんなんだから、軽症者に該当するかもの人は「もういいや。」と申請をあきらめてしまう可能性も十分です。

行政が提供するサービスで申請主義のものは、こういうあきらめてしまう人・そもそも申請できる力が少ない人を置いてけぼりにしてしまう恐れはすごくありますよね。

 

ということで、大好きな大野更沙さんが難病医療費助成について書いた記事です。


www.nhk.or.jp