さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

<入院1日目>ステロイドパルス治療準備

地元では有名な大学病院腎臓内科に入院してのステロイドパルス治療がとうとう始まります。8月7日から1か月くらいの長丁場な入院。

10歳のころから通っている大学病院。通院する度にどこかが大きく新しくなっていくマンモス病院です。

 

4人部屋の窓際の席。サイドテーブルをベッド横窓際に置き、ベッドに腰かけて、脇に消灯台をセッティングしてミニ書斎完了!

もちろんパソコン・iPadiPhone 持ち込みです。

今回は、約1か月の入院期間になるため、自分で約束をしました。

・朝起きたら夜寝るまでコンタクトをする。

・朝起きたらTシャツとズボンで過ごし、寝る前にパジャマに着替える。

これで、生活にメリハリをつける作戦です!

 

入院1日目にやったこと。

①身長・体重

②血液検査

③尿検査

④明日5時までの飲水量と尿量全チェック

⑤エコー検査

⑥心電図検査

⑦レントゲン検査

 

医師・看護師・薬剤師から説明されたこと。

私のIgA腎症の経過とステロイドパルス治療の説明。

ステロイド剤を外から体内に注入するということは、もともと自分の副腎で作っているホルモンの一種がステロイドなので、副腎君が「ずいぶんステロイドホルモン入ってきてんな。俺、作らなくても大丈夫じゃん。よっしゃ。おやすみ~。」と本来の働きを休めてしまうそうです。

ステロイドは「炎症を抑える作用」と「免疫・アレルギーを抑える作用」があるそうで、ステロイドパルス治療の間は、腎臓の炎症を抑えると同時に、体の免疫力も抑えてしまうそうです。

だから、体中に副作用が出るそうです。

主治医・看護師・薬剤師からの話は、主に副作用とその予防の話が中心でした。

生まれながらに顔の大きいさばみはムーンフェースが気になって仕方なく髪の毛を伸ばしたくらいですが、ムーンフェースはそんなに気になくてもよいとのことでした。

それよりも、免疫力が低下しまっくているので、何より「感染症に要注意」だそうです。普段は何でもないちょっとした菌やウィルスでも感染するし、虫に刺されても治りにくくなるそうです。家の中にいるカビやほこり、ダニなどもダメ。エアコンの掃除、いや家全体の掃除に気をつけなればいけないそうです。

「人混みに行かない!」「どうしても病棟を出るときはマスク!」「いつもより念入りな手洗い・うがい!」

これは徹底するよう言われました。 コ・ワ・イ・・・気を付けよう。

あとは、血糖が上がること、骨がもろくなること、胃潰瘍になりやすいこと、血圧・コレステロールがあがりやすくなること、白内障緑内障になりやすいこと、顔回りやお腹まわりにお肉がつく・ホルモンバランスが崩れるので、顔の火照り・吹き出物・毛深くなる・眠れない・気持ち不安定。

などなど、満身創痍の副作用と言うんでしょうか・・・。見た目に影響する副作用もちょっとブルーになります。

いろんな検査しながら先に予防薬を飲んでおいて、少しでも異常があったらすぐに対応するそうです。

だから、入院必須なんですね。ステロイドパルス。

 

入院中に飲んでいいものは、ノンカフェインの味なし飲み物のみ。普段から味つきはほとんど飲んでいないのですが、ちょっとコーヒーとか紅茶に牛乳入れて飲みたいなと思いましたが、叶いませんでした。

炭酸水がOKもらえらのでよかった!

 

入院初日は、食事制限なしの基本食!

昼食はカレーライス。夕飯はにじます塩焼き1匹。

という明日からの減塩たんぱく制限食を考えると天国メニューでした。