ヘルプマーク知っていますか?
東京都が制作した「ヘルプマーク」。
「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。」
と、東京都のホームページに説明されています。
ヘルプマークの現物を見せてもらいました。
プラスチックのようなゴムのような素材の鮮やかな赤の長方形に、白抜きでハートとクロスが書かれていて、キーホルダーのような短いベルトが付いています。
とってもおしゃれでスタイリッシュ。ヘルプとか関係なく付けたくなるような色とデザインです。
ヘルプマークは、カバンなどにつけて周囲に援助が必要だよって知らせることが目的ですので、どのような援助が必要なのか、どのような病気障害なのかなどの個人情報はどこにも掲載されていません。
東京都では、例えばカバンにヘルプマークが付いている人は、そのカバンの中に必要な情報が掲載されたペーパー「ヘルプカード」が入っているから、援助が必要になったらそのペーパーを見てね。ということも同時に推奨しているそうです。
詳しくは、↓ご覧ください。
www.fukushihoken.metro.tokyo.jp
東京都が作成したヘルプマークをそのままの色形で全国に普及させようとした取り組みが続いています。
都道府県によってヘルプマークの色形が違ってしまうと、知っている知らないなどが出てしまい援助が受けにくくなってしまう可能性があるという理由もあるそうです。
それで、全国統一同規格。
障害手帳を持っていないとダメとか、難病指定受けた人だけとか、申請が必要とか、全く条件なく「ほしい!」という人がもらえるそうです。
役所的な場所で配布しているようですが、氏名住所なども言わずに、ただもらうだけでOKだそうです。楽です。
普及してほしいです。
こういうの付けることに躊躇らない世の中になったらいいなと思います。
以前に、マタニティマークを付けた妊婦は、配慮してもらえるどころか、チッと舌打ちされるとか、あからさまに「病気じゃないくせに。」と言われる。付けると逆に危険。などが話題になりました。
それがどこまで現実なのかは分かりませんが。
どのような形でもどのような濃淡でも、自分以外の誰かが単純に分かりやすく得することに、驚くほど怒りの感情を爆発させる人は確かにいます。
大変な自分より、何の苦労もせずに楽を手に入れる人がいるのは、けしからん。というところかな?
そう思う人も大変な思いをしているんですよね。
ヘルプマークがそうならないことを祈りたいです。
だからこそ、ほしい人には誰にでも配布して、おしゃれ感漂うデザイン性の高さがあるのは、いろいろな人を取り込みやすいし、受入れる抵抗も小さくなるように思います。
そういえば、「見えない障害バッジ」というものもあります。
これはまた後日。