世界腎臓デーと減塩
こんな日があったのです、世界腎臓デー。毎年3月の第2木曜日です。
この日にむけてのイベントも複数開催されていたようです。
終ってしまいましたが、来年には事前チェックしたいです。
原点に戻るために。
45年の人生の内18年を共に過ごしている「減塩」。
減塩を続ける私なりのコツを振り返って、明日からの減塩に気持ち新たに向かいます。
<コツ1>口にするすべての食品の塩分含有量をチェックする(くらいのつもり)
スーパーやコンビニで売られているほとんどの食品に「塩分量」または「ナトリウム量」が記載されています。買っても買わなくても気になる食品は手に取って「塩分量」「ナトリウム量」をチェックします。
それを続けると、どの食品に塩分がどのくらい入っているかが感覚でつかめるようになってきます。
和風味的なものよりクリーム系の方が塩分が低めです。調味料は圧倒的に味噌や醤油よりマヨネーズとケチャップの方が減塩には〇。そんな具合に、だんだんと感覚がつかめてきます。
ひとつ注意点が。お弁当などによく表記してある「ナトリウム量」は、そのまま塩分量ではありません。ナトリウム量から計算して塩分量を求めます。
「 ナトリウム量(mg) × 2.54 ÷ 1000 」 この計算式で出した値が塩分量になります。
例えば、冷凍煮込みうどん(具・つゆ付)のナトリウム量は 1900mg です。だからって1.9gの食塩量ではないのです。計算式に当てはめると・・・
1900mg × 2.54 ÷ 1000 = 4.826g。
なんと煮込みうどんのつゆまで飲んで完食してしまうと、1食で4.826gの塩分をとってしまうことになるのです。
最初の頃は、コンビニでお弁当の裏側をのぞき込みナトリウム量を確認しつつスマホの計算機でいちいち計算していました。
最近は、ザックリ考えるようにしています。
ナトリウム量 400g ≒ 食塩量約1g です。
これで見当をつけるようにしています。
これを買い物の度にやっていくと、何となく塩分高め食品アンテナの感度があがります。(多分)
ちなみに、セブンイレブンのお弁当で断トツ塩分が低いのは、ずっと「ネギ塩豚カルビ弁当」です。ナトリウムが800g弱だったはず。ただ、お漬物や後付けソース類がないお弁当なので、さらに塩分を減らすことが難しいのが難点です。
<コツ2>基本はあとづけものを。
最初から味が付いているカツ丼や天丼より、あとからソースをかけたり天つゆをつけたり自分で調整できる(だからかけないで食べられる)トンカツ定食や天ぷら定食を。
お湯を入れるだけの日清カップヌードルシリーズより、かやくとスープを自分で入れる(だからスープは1/3しか入れない薄味が作れる)日清麺職人シリーズを。
ラーメン屋さんに行ったら、ラーメンよりつけ麺を。(個人的にはちょっと悲しい)
炊きこみご飯より、白ご飯+かやくは別皿で。
かけそばより、ざるそばを。そして、そばをつゆにつけるのは多くて5回に1回。わさびはそばに直接つけて食べる。以外に美味しいです。
<コツ3>外食では「薄味で」と頼む。
外食をする際、とりあえず「超薄味で」と頼んでいます。たいていのお店は応えてくれます。ラーメン屋さんはほぼOK。辛い系のラーメンを注文する際は「辛さはそのままで塩を薄く」と頼んでいます。チャーハンも薄味にしてくれます。
サラダを頼む際は、「ドレッシングは別皿で」とお願いします。これもだいたいOKしてくれます。ランチについてくるミニサラダはドレッシングがたくさんかかっていることが多く要注意です。
<コツ4>一味と七味とラー油と胡椒とショウガとゆずと薄緑色の塩分0のポン酢を大いに活用。
いわゆる香辛料です。辛いの大好きだからテーブルに常備です。何でもかけちゃう。味薄いなんて何も気になりません。こちらがテーブルの上に置いてあるものたちです。
白いのはアジシオ。家族が使います。
冷蔵庫に常に入っているのは薄緑色のポン酢。ドレッシング代わりです。これも何でも合う。常備品です。味ぽんじゃないというのが減塩のコツです。
<コツ5>慣れだ。
みもふたもないけど、減塩は慣れです。薄味を食べ続けていれば、絶対慣れます。舌が減塩を普通と思うように絶対になります。小さい頃からずっと減塩食を食べているうちの子どもたちは、給食がしょっぱいと言います。お刺身には醤油をつけないのが普通になっています。減塩食をあきらめずに食べ続けることもコツです。
腎臓病患者の基本中の基本、「減塩」。
終ってしまったけど世界腎臓デーを知った今日、久しぶりに原点回帰で「減塩」について振り返ってみました。
そうそう。ポテトチップのうすしお味は薄くないです。むしろコンソメ味のが塩分低いくらい。こんなことばかり覚えてしまう。
そうそう。先日、家族全員でコンビニパスタを食べようとなり、人数分の美味しそうなパスタを買いました。ひとりずつ好きなパスタを選ぶ段になると、まずは家族全員が塩分チェック。最も塩分の低いパスタ(味の好みは考慮外)が私のパスタになる。こんな家族イベントが勃発します。