さばみのIgA腎症との35年ノート

IgA腎症とともに生きて35年。いよいよ扁摘ステロイドパルス治療がはじまりました。

IgA腎症と遺伝

IgA腎症は遺伝性ではないと言われています。

主治医からも遺伝性ではないと言われました。

でも、ネットなどで調べると、IgA腎症について「遺伝的な要素が原因とも考えられる」などの記述があったり「家族性発症を認める」などと書いてあったりすることもあります。

家族性というのは遺伝性とイコールではなく「家族だから同じ環境で同じ食事をとっているため同じ病気になりやすい」ということです。

 

先日私の子どもが学校で尿検査を受けたところ、再検査になりました。

 子どもは受験生です。クラスが変わり担任の先生も変わり、あまりなじめないと言っています。楽しくやっていた部活も引退しました。傍で見ていても以前よりストレスを強く感じているであろうことは手に取るようにわかります。

若い子はちょっとしたストレスや食事によって尿検査にひっかかることもあります。

今回だって、たった1回の尿検査がひっかかっただけなのだから、必要以上に心配することはないとは思います。

でも、どうしても考えてしまう。

「子どもがIgA腎症だったらどうしよう・・・」

IgA腎症は遺伝性ではないと言われていますが、遺伝性について完全に否定されている訳でもありません。とにかく研究途上ですから、発症原因に関することはまだまだ分からないことが多いってことです。だから難病なんです。

心配しても仕方ないし、考えてもどうしようもないのですか、少し悪い方に考えてしまっています。自分のことなら「ま、仕方ない。」なんて開き直りもできるのですが、そうはいかないです・・・。

 

子どもは2次尿検査を学校で受けます。今は、その結果を待つしかありません。

「一病息災」とか言って、ひとつ病気を持っていた方が注意しながらしっかりと生活できるからよりよい人生が送れるなんて言いますが・・・

まぁいろんな方面の心配は尽きないですよ、病気持ちは。ある意味、飽きない人生とも言えなくもないかもですが。